マングローブ
石垣島の唯一の大きな川ともいえる、宮良川の河口にはマングローブが広がっています。石垣島のマングローブは、国内最大の面積をもつと言われ、西部の名蔵アンパルは、2005年にラムサール条約に基づいて登録されています。世界的にも認められた保護すべき貴重な湿地となったのです。
マングローブというのは、熱帯から亜熱帯地方の河口汽水域にある塩性湿地に生育する森林を言います。マングローブは、別名「紅樹林」または「海漂林」と言われることもあり、マングローブという場合、その用語は「森林全体」をさす場合と、森林を構成するそれぞれの「種」を表す場合があります。混乱を招くことがないように「森林全体」をさす場合を「マングローブ(林)」と言い、個々の種を表す場合は、「マングローブ植物」とされ、使い分けがされています。また、森林全体を指す場合を「マンガル」といい、種をさす場合には「マングローブ」として区別することもあります。
マングローブは、東南アジア、インド沿岸、南太平洋、オーストラリア、アフリカ、アメリカなどに分布しており、日本においては、石垣島を含む沖縄県、および鹿児島県に分布しています。
マングローブの森には、色々なカニ、魚、貝、海老などが生息しており、水鳥たちが餌を採ったり、休息をする場にもなっています。熱帯アジアのマングローブの森には、猿なども住んでいます。しかし、残念なことに、世界のマングローブ林は切られてしまったり、海老の養殖池となって少しずつ減少し、動物たちの住む場所がなくなってきています。私たちの日本のマングローブは、しっかりと保護し、守っていかなければなりません。
