於茂登岳
石垣島西北岸のさんご礁の切れ目から内陸に入り込んだ湾と、その南方に位置する沖縄県下の最高峰(標高525・8メートル)の於茂登岳は、1997年9月、「川平湾及び於茂登岳」として、国の名勝に指定されました。於茂登岳は、「おもとだけ」と読み、地元では「ウムトゥダギ」と呼ぶこともあります。
川平湾は、多くの歴史的史実や伝説を生む母胎となり、於茂登岳は、古くから八重山の人々にとって、信仰の対象となってきました。
於茂登岳の元々の表記は「大本嶽」で、島の「おおもと」を成すという意味から分かるように、昔から神の宿り山として石垣島の人たちは崇めてきています。この於茂登岳は、丘陵地帯にあって、特別際立って高い山でもなく、見晴らしもあまりよくないので、登山者としては魅力に欠ける部分があるようです。しかし、動植物に興味のある人は、亜熱帯のジャングルはとても魅力のある場所であるといえます。例えば、昆虫類(ナナフシ、日本最大のコオロギ・ヤエヤマクチキコオロギなど)本土では見られないものに出会える可能性もあります。そして、信仰の山でもありますから、中腹と山頂にはお祈りする場所もあり、地元の人もよく登られるようで、登山道も歩きやすく階段などもあり、迷うことはないそうです。途中丸木橋や小さな滝などがあり、亜熱帯の自然を楽しみながら歩くと楽しめそうです。見晴らしは良くないと言われていますが、頂上の看板がある方とは別の鉄塔側の奥に行くと、石垣島の東側の景色が綺麗に見えるそうです。晴れた日の山頂からは、さんご礁がはっきり分かるので、海岸から見る海とはまた違った美しさが見られるそうです。
しかし、石垣島での山登りは、本土とは違った知識が必要です。
低い山でも、暑さや危険生物などにも気をつけるようにしてください。
